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更新日 2011.9.5

<受付終了しました>【セミナーご案内】9月開催セミナー 【公共スポーツ施設経営の公益性を担保する指定管理者制度を探る — 指定管理者制度2巡目の課題と公益性保障 –】(H23.09.10)

【公共スポーツ施設経営の公益性を担保する指定管理者制度を探る】
— 指定管理者制度2巡目の課題と公益性保障 —

1. 趣旨

多様化する住民ニーズに効果的・効率的に対応するため、公の施設の管理に民間の能力を活用しつつ、住民サービスの向上を図 るとともに、経費の節減を図ることを目的として2003年に創設された指定管理者制度は、7年を経るに至っている。2009年の段階では全国で7万の公の 施設で指定管理者制度が導入されており、内、民間企業等が指定管理者になっている施設は20,489施設(29.3%)である。スポーツ・レクリエーショ ン施設では、13,742施設で制度が導入され、3,925施設(28.6%)が株式会社等を指定管理者として選定している(総務省)。また、2008年 の体育・スポーツ施設の現況調査によれば公共スポーツ施設における指定管理者制度の導入状況は、20,357箇所(37.9%)となっている(文部科学 省)。

制度導入に当たっては、制度導入の目的や事業者選定の評価軸の不明瞭さ、条例や規則等による民家事業者の能力発揮への制 限、自治体の財政悪化によるコスト削減等々の課題が指摘されてきた。とりわけ選択と集中といった民間手法と公平と普遍を志向する公益性との矛盾、サービス 向上とコスト削減の矛盾がこの制度の基本的課題である。「公」と「民」との狭間に介在する課題や矛盾をどのようにバランスをとるか、自治体をはじめとする 関係者の指定管理者制度運用の知識や知恵の創造と共有が求められる。また指定管理者制度が2巡目に入る施設においては、施設管理の効率性以上に施設経営の 公益性保障が重要な差別化戦略のポイントとなることは言うまでもないであろう。

本集会では、上記の問題意識を背景に、地域スポーツ振興の基礎的な経営資源である市区町村の公共スポーツ施設における指定 管理者制度の課題を整理するとともに、施設経営の公益性保障に対する関係者の取り組みの実態、各関係者に期待される役割や制度設計等について情報交換を行 いたい。

2.講義内容

12:30~ 〔受付〕

13:00~13:15
開会あいさつ・提案趣旨説明
清水 紀宏 氏(筑波大学/本学会理事長)

13:15~14:45
「2巡目に入った指定管理者制度の課題と公益性の考え方」
岡崎 明晃 氏(ベックス株式会社 代表取締役)

14:45~15:00〔休憩〕

15:00~16:50〔パネルディスカッション〕
「公益性を担保する指定管理者制度の課題と運用」
コーディネーター:柳沢 和雄 氏(筑波大学/本学会副会長)

①指定管理者からみた公益性保障の課題と制度への期待
白木 俊郎 氏(シンコースポーツ(株) 常務取締役)

②自治体担当者からみた公益性保障の課題と取り組み
広瀬 弘紀 氏(足立区 地域の力推進部 スポーツ振興課)

③指定管理者制度の公益性保障をめぐる自治体のガバナンス
中村 祐司 氏(宇都宮大学 国際学部)

17:00〔閉会〕

3. 主催

日本体育・スポーツ経営学会

4. 日程

平成23年9月10日(土)
13:00~17:00
(12:30受付開始)

5. 会場

帝京大学板橋キャンパス10号館(医療技術学部棟)2F 1021教室
東京都板橋区加賀2-11-1
http://www.teikyo-u.ac.jp/campus_itabashi/top.html

6. 参加料

(資料代を含む):当日会場にて徴収いたします。
本学会一般会員・・・2,000円
学生・・・1,000円
非会員の社会人・・・3,000円

7. 定員

100名

8. 講義内容・申込み方法

講義内容・申込み方法の詳細はこちら PDFダウンロード
【電話・FAX】
029-853-6363
【住 所】
〒305-8574
茨城県つくば市天王台1-1-1 筑波大学体育経営学研究室
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